Seventy-five O'clock Jump

毎日おもしろいこと書けるほど星のめぐりはよくないんですよ。

やまてま第1話(後編)

続きだよ。

 

Twitter に出会うまでのお話

2009年、大学3年生の春、キャンパスが一気に都会っぽくなり(本当に!)、単位も無事にモリモリ取れて、2年遅れで浮かれていた僕は、特に何かするわけでもなく(実験のレポートをほっぽりだして)ニコニコした動画でかっこいい音楽ないかなーとフラフラしておりました。
ドラムンベースなんかが聴きたいなァ、と検索をかけて、誰かの選曲した動画をクリックしたところ、1曲目から
 
かっこいい!
 
僕は今までに何度か、身を乗り出して声をあげるほどに惹かれる音楽を体験しているのだけども、このときもそのひとつだった。好みという好みにバシバシ合致したのでした。
 
その曲がこれ。
 
僕はカードキャプターさくらをほとんど見てないんだけど、何から何までかっこよくて、2曲目以降のことなんて忘れてずっとリピートしていました。
そうすると作曲した人のことを知りたくなる。探せばもっと聴けるかもしれない、と。
 
見れば作曲者は ファミコン宇宙人 という方。調べるとその名前は作曲した当時の名義で、いまは imoutoid という名前で活動しているらしいことをつかんだ。そして Google の検索窓に名前を打ち込み、手元のホイールをキコキコ回していた。
 
そこで目に入ったのが彼の Twitter アカウントだった。(なお現在は動いていません)そこではじめて Twitter を知ったのでした。
 
当時の Twitter は今と比べてとてもシンプルな見た目(2カラム)で、ホイホイっと始めやすいつくりでしたので、いきおいアカウントを作ったのでした。それが2009/4/26、@yamatema の誕生の夜でした。
 
 

そして

時はながれて、現在 2015/4/8。6年の間に様々なことがありました。
生まれてはじめてのオフ会をしたり、
生まれてはじめての彼女ができたり、
生まれてはじめての失恋をしたり、
人格形成に最も寄与した祖父や友人が亡くなったり、
それまでの人生でできた友人の何倍もの数の友人ができたり、
数だけでなく深い話もする友人ができたり、
社会に怯えきって就活を投げたり、
充電期間と称して10ヶ月ほどごくつぶしに身をやつしたり、
 
そして気付けば魚屋で働いていたりする。
 
もしあの春にあの動画を開いていなかったら、そして Twitter を始めてなかったら……ここまでぐるぐるとしてたのしい日々は過ごせなかったかもなァ 
 
と、霧雨の中を家まで歩きながら考えるのでした。これで やまてまが高校で生まれ直した話 はおしまいです。